- 2024.02.21
- お彼岸をむかえるにあたって 「あぁ~感動」 オオワタブログ
あぁ~感動
昨年の今頃、ある初老の夫人のお客様から「お墓っていくらぐらいするんですか…」と相談されました。
話を伺うと昨年、ご主人を病気で亡くされ、数社へ見積もりを依頼しているとのこと。国産材を希望らしいのですが、
他社では中国材の販売をすすめたようです。 そして数か月後、我が社で自信自慢の国内産で施工させていただくことになりました。
お引渡しの際、彼女はあまりの嬉しさに涙でクシャクシャになった顔をハンカチで押さえながら、ありがとうございましたと…
そして話してくれました。
私は胸にこみ上げるものをおさえました。夕方の風が快く感じられた日。~ 三年前、私は入院することになってしまいました。突然のがんの告知でした。その時、たった一度私の前で夫は涙を流したんです。その後は毎日笑顔で入ってきました。 そして夫が大事そうにコートの胸から取出したのは、マフラーに包まれた小さなタッパー。「これをどうしても食べさせたくて...お前の大好きな里芋の味噌汁。温かいうちに食べて早く元気になれョ」その言葉と愛に包まれたまなざしに部屋中の味噌汁の香りは、魔法のようです。「おいしかった!」 泣きながら、甘えながら、笑いながら、私は食べた。夫はその事を一番の生きがいとして、さらに私の好物を町中探し回っては、毎日毎日通ってきたんです。あれから二度手術をして元気になりました。それを見届けた直後、夫は同じ病気であっという間に逝ってしまいました。恩返しもできないまま・・・~
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